中国思想【明清】

王龍溪の良知心学ー「生機」論という視座

                      小路口 聡著

 

  王龍溪の良知心学―「生機」論という視座  目 次

 

 はしがき―「生機」論という視座

 第一章 林良齋と近藤篤山との論争を読む

      ―「生機」論の背景とその可能性について

 第二章 良知心学の血脈―陸象山・王陽明・王龍溪

 第三章 「根本知」をめぐる考察

      ―「生」の哲学としての良知心学

 第四章 「一念」の思想

 第五章 「一念自反」の思想

 第六章 天地を生みだす良知

 第七章 宋明心学における「現在」主義の思想

      ―程明道・朱子・王陽明・王龍溪

 第八章 改過論―過ちに気づくということ

 第九章 無善無悪の思想

      ―荒木見悟氏の「心即理」解釈に沿って

 第十章 「生機」論再考―「触発」概念を中心に

 あとがき/索 引

 

 A5判上製 433ページ 2023年11月刊 ISBN978-4-87636-481-7 

 

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明代儒教思想の研究―陽明学・科挙・書院

                         鶴成久章著

 

  明代儒教思想の研究―陽明学・科挙・書院 目次抄

 

第一部 明代の科挙制度と陽明学

 第一章 明代の科挙制度と朱子学―陽明学登場の時代背景―

 第二章 明代の科挙制度と経学―挙業から見た学問的系譜ー

 第三章 明代の科挙と陽明学―科場における陽明学への毀誉褒貶―

 第四章 明代の読書人と科挙―科挙制度における理想と現実―

第二部 明代の書院制度と陽明学

 第一章 明代における書院の隆盛と講学―陽明学発展の舞台―

 第二章 明代の白鹿洞書院と陽明学

     ―朱陸講学の古蹟における陽明学派の活動―

 第三章 陽明後学による講学活動の展開と書院

     ―師説の継承と伝道―

 第四章 東林学派の講学活動と陽明学

     ―「無善無悪」説批判と「良知」説の受用―

跋/索引

 

A5判上製函入 784ページ 2023年2月刊 ISBN978-4-87636-475-6 

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語り合う<良知>たちー王龍溪の良知心学と講学活動

小路口聡編

序論ー良知心学と講学活動(小路口聡)

思想史における王龍溪と講学

心学道統論ー「顔子没して聖学亡ぶ」を中心に(呉震)

講学と講会ー明代中晩期の中国陽明学派を主軸として(銭明)

王龍溪の良知心学

王龍溪の「虚寂感通」思想をめぐって(申緒璐)

王龍溪と周易参道契(伊香賀隆)

陽明学の「知天」における思惟構造ー天主教書『天儒印』と王陽明・王龍溪の思想から(播本崇史)

王龍溪の講学活動

寧国府における王龍溪の講学活動ー水西の会を中心に(鶴成久章)

王龍溪の良知心学と講学活動ー嘉靖三十六年の「新安福田の会」を中心に(小路口聡)

王龍溪の周辺

語らない周夢秀を語るー王龍溪と嵊県の周氏(早坂俊廣)

<唐宋派>と公安派詩学ー王龍溪を基点として(内田健太)

日本における王龍溪

王龍溪はどう読まれたか(吉田公平)

附録 王龍溪講学活動に関する現地調査報告(伊香賀隆・播本崇史)

王龍溪講学活動関係地図(早坂俊廣・播本崇史)

後記╱索引

A5判 444頁 2018年2月発行 ISBN978-4-87636-432-9

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科挙と性理学―明代思想史新探

三浦秀一著

明代の性理学の展開を社会史的・哲学的角度から分析。科挙関連の知的営為が、明代思想史を動かす重要な要因素であることを実証的に解明する。

 

導論―明代の科挙と性理学

挙業盛んにして聖学亡ぶ 清初人士の明学観/永楽の三大全と「成説」に対する両面的評価

明代の科挙制度と科挙関連文献 試験科目と郷試考官/試験答案の史料的価値

明代思想史研究と「心外無事」の論理

Ⅰ 大全と程策

第一章 『性理大全書』の書誌学的考察

注釈書の誕生とその成長―集覧から補註・集釈へ/増注版の安定化―新刊性理大全/大全書受容の学術史的背景

第二章 明代科挙「性学策」史―程策の展開を中心に

標準の形成と「成説」の尊重/博学と自得の両立/理論的可能性の探求

Ⅱ 考試と督学

第三章 明朝各省郷試事略―考官選定基準の変遷とその背景

天順以前/成化・弘治期/正徳以降 

第四章 明朝提学官物語

提学官像の形成とその展開/督学理念の再検討/思想闘争の最前線

Ⅲ 挙業と徳業

第五章 湛若水「二業合一」論とその思想史的位置

「二業合一」論とその思想史的前提/「二業合一」論の反響

第六章 王門欧陽徳の学問とその会試程文

従学・登第・就職/南京国子監司業/帰郷・講学・復職

第七章 提学官王宗沐の思想活動

広西提学官時代/江西提学官時代

あとがき/索引(人名索引・書名索引) 

A5判箱入 358頁 2016年2月発行 ISBN978-4-87636-407-7

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明清思想論考

荒木見悟著

明末清初の思想上の問題点を剔抉した三論考を収録。

〈目次より〉
道統論の衰退と新儒林伝の展開

「拘幽操」の足跡―韓退之より崎門学まで

金正希と熊魚山

A5判函入 112頁 1992年12月発行 ISBN4-87636-107-X

¥6,600
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陽明学と仏教心学

荒木見悟著

儒仏両教を包むきめ細かい宋明思想史を構想する著者の論考から、近年の十篇を集成。

〈目次より〉

楊慈湖論

王龍渓をめぐる仏教的因縁

仏教居士としての陸光祖

明末における永明延寿の影像

于孔兼をめぐる人びと

陶望齢と性命学

葛寅亮年譜考

実学をめぐる朱子学の変転―熊本実学派への一視点

頓悟漸修論と『西遊記』―『西遊証道大奇書』の観点

A5判函入 309頁 2008年9月発行 ISBN978-4-87636-283-7

¥6,600
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傳習録索引

荒木見悟編

昭和52年に刊行され、王陽明の『傳習録』研究に必携の書と定評のある索引の覆刻版。

術後索引のほかに、人名・書名・地名索引も付す。

A4判函入 336頁 1994年2月発行 ISBN4-87636-116-9

¥10,680
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憂国烈火禅―禅僧覚浪道盛のたたかい 【研文選書80】

荒木 見悟 著

明末清初に生き、のちの方以智らに大きな影響を与えながら、あまりにも破格な言動と論説のため、従来ほとんど論じられることのなかった傑僧の生涯と思想を初めて本格的に考究する。

〈目次より〉

自由とは由己である

心と易

熱火の伝法

道盛の易経観

怨の禅法

道盛の思想的遍歴

托孤の伝法

甲申の変と禅者

獄中の思索

禅の変容

道盛より方以智へ

4・6判 226頁 2000年7月発行 ISBN4-87636-188-6

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清朝考證学の研究

近藤光男著

第一編 

『国朝漢学師承記』と江藩

清朝漢学のかたち/『漢学師承記』の文章/汪中と「国史儒林伝稿」

四庫全書と紀昀

紀昀の学問/『花閒集』の提要をめぐって/詩注の難きこと

第二編

惠棟

呉郡惠氏三代の文学/惠棟の『漁洋山人精華録訓纂』について

銭大昕

惠棟と銭大昕/銭大昕の文学/潜研堂詩注「木綿花歌」

戴震

清朝経師における科学意識/戴震の『考工記図』について/『屈原賦注』について/戴震の経学

段玉裁

段玉裁の学問

王念孫

王念孫の学問/清朝経学と緯書

阮元

阮元の文選学/学海堂弟子「梁昭明太子文選序注」について/阮元 その人その学

附篇

惠棟/銭大昕/戴震/顧炎武/乾嘉の学/呉派/皖派

A5判函入 498頁 1987年7月発行 ISBN4-87636-076-6

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