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研文出版 新刊図書のご案内

京大人文研漢籍セミナー10 続・漢籍の遥かな旅路―日本への旅路

                             

                                                           矢木 毅・永田知之・道坂昭廣著

                       京都大学人文科学研究所附属人文情報学創新センター編

 

     続・漢籍の遥かな旅路―日本への旅路― 目 次

 

    はしがき 矢木 毅

       海を渡った韓書と漢籍   矢木 毅

  はじめに/一 古代の交流/二 中世の交流/三 近世の交流/

  四 近代の交流/むすびにかえて―これからの交流

  

  きて帰りし書物―漢籍の往還をめぐってー  永田知之  

  はじめに/一 還流の始まり/二 還流の困難と夢想/

  三 書物の往還/四 還流と学術交流/おわりに

 

  王勃の作品集の旅  道坂昭廣 

  はじめに/第一章 王勃の文集の渡来「テキスト」としての王勃の文集/

  第二章 王勃の文集の発見「モノ」としての王勃の文集/おわりに

 

  A5判並製 110ページ 2024年2月刊 ISBN978-4-87636-484-8  

 

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王維『輞川集』の研究―詩歌・園林・絵画の融合―

                           紺野達也著

 

      王維『輞川集』の研究―詩歌・園林・絵画の融合ー  目 次

 

 序 章

 Ⅰ 

 「終南別業」詩について―‶輞川″に連なるものとして

 「待儲光羲不至」詩について

   ―初盛唐期の園林における詩人の交遊を中心に

  王維の輞川諸詠における田園の風景

 『輞川集』における王維の風景認識―‶遊止″の典故をてがかりに

 

 唐詩における「詩人」と「畫家」―王維詩を手がかりに

 唐・北宋期における王維の畫業への評価―蘇軾「畫中有詩」に至るまで

 

 唐代宗による「天下文宗」評―王縉の『王維集』献上との関係を中心に

 『輞川集』と「輞川図」の唐宋期における評価の変遷

 劉辰翁の『輞川集』評―「漸可語禅」を中心に

 王維『輞川集』に対する顧起経の注釈

 趙殿成『王右丞集箋注』における『輞川集』

 結 語/あとがき/初出一覧/索 引

 

 A5判上製 332ページ 2024年1月刊 ISBN978-4-87636-483-1

 

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東アジアの信仰と東西交渉

                                                                                     菊地章太著

  

東アジアの宗教に見られる東西交渉の諸相を比較宗教史の視点から探る。

 

   東アジアの信仰と東西交渉 目 次

 

 はじめに 問題の所在と研究の方向

 第一章 弥勒信仰の西漸

 第二章 祇園精舎無常院考証

 第三章 中国典礼問題のゆくえ

 第四章 こんちりさんの救い

  補遺 『胡無知理佐无の略』翻刻

 第五章 天草宗門心得違始末

 第六章 媽祖と海域の文化

 

 A5判上製 221ページ 2024年1月刊 ISBN978-4-87636-482-4

 

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王龍溪の良知心学ー「生機」論という視座

                        小路口 聡著

 

  王龍溪の良知心学―「生機」論という視座  目 次

 

 はしがき―「生機」論という視座

 第一章 林良齋と近藤篤山との論争を読む

      ―「生機」論の背景とその可能性について

 第二章 良知心学の血脈―陸象山・王陽明・王龍溪

 第三章 「根本知」をめぐる考察

      ―「生」の哲学としての良知心学

 第四章 「一念」の思想

 第五章 「一念自反」の思想

 第六章 天地を生みだす良知

 第七章 宋明心学における「現在」主義の思想

      ―程明道・朱子・王陽明・王龍溪

 第八章 改過論―過ちに気づくということ

 第九章 無善無悪の思想

      ―荒木見悟氏の「心即理」解釈に沿って

 第十章 「生機」論再考―「触発」概念を中心に

 あとがき/索 引

 

 A5判上製 433ページ 2023年11月刊 ISBN978-4-87636-481-7  

 

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中国古典文学の存亡  研文選書【133】

                                                                                            川合康三著

 

                  中国古典文学の存亡  目 次

 

 

中国古典文学の存亡/中国における古典/読むということ/「もの」と「こと」を越えて/東と西/十代の読書―併せて齋藤謙三先生のこと/中国の詩/こんな研究、あったらいいな/「長恨歌」遍歴

杜甫のまわりのちいさな生き物たち/詩と世界―表現者=杜甫を中心に/日本の文学と中国の文学/山上憶良と中国の詩/詩人の旧居/鈴木虎雄『中国戦乱詩』学術文庫まえがき/小川環樹『唐詩概説』解説

中秋節の文旦―台湾に暮らす(一)/重層する風景―台湾に暮らす(二)/重層する言葉―台湾に暮らす(三)/南の島の涼み台

柯慶明さんの思い出/古と今、そして東と西―柯慶明を語る/最初の先生/芳賀紀雄さんを悼む

〔インタビュー〕道 標(インタビュアー 赤井益久)

初出一覧/あとがき―いくらか長めの

 

 四六判上製 291ページ 2023年9月刊 ISBN978-4-87636-480-0

 

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陶淵明集の詩想ー説理と表現様式

                                                                                            井上一之著

 

          陶淵明集の詩想ー説理と表現様式 目 次

 

 序論 抒情と説理―陶詩における説理の方法

 第一部 陶詩の「理」

  第一章 「停雲」詩考―友情論

  第二章 「時運」詩考―時間論

  第三章 「栄木」詩考―禍福(運命)論

  第四章 「詠二疏」詩考―「知足」の是非

  第五章 「詠三良」詩考―忠と済民

  第六章 「詠荊軻」詩考―報恩軽生の適否

  第七章 「飲酒」連作主旨初探

 第二部 陶淵明の詩と辞

  第八章 陶淵明四言詩考―四言詩の性格に即して

  第九章 「帰去来兮辞」の ‟已矣乎” をめぐって

       ―六朝辞賦にみえる〈乱辞〉の展開

  第十章 文字様式としての「辞」の実態

      ―漢代から『文選』まで

  第十一章 「三言」という名の様式

  第十二章 「文選序」に見える「八字の文」

        ―「三言」との差異を中心に

  第十三章 「帰去来」の様式帰属

 第三部 陶詩の詩語と修辞

  第十四章 「悠然見南山」考

  第十五章 『陶淵明集』所収「問来使」詩に関する一考察

  第十六章 陶詩の修辞

 初出一覧/後記/索引(陶淵明作品・関連書籍索引)

 

 A5判上製函入 432ページ 2023年5月刊 ISBN978-4-87636-479-4

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中国通俗小説故事論考―『平妖伝』とその周辺

                            堀  誠著

 

    中国通俗小説故事論考―『平妖伝』とその周辺  目 次

 

 第一部 話本小説考

  第一章 「燈花婆婆」話本考

  第二章 四帝仁宗出生故事考―赤脚大仙転生の話―

  第三章 四帝仁宗認母故事考―「抱粧盒」と「仁宗認母伝」―

  第四章 「小説莫坡寺佛肚」考

  第五章 鉄扇公主と芭蕉扇

  第六章 「丈夫隻手把呉鉤」詞篇考

 第二部 『平妖伝』考

  第一章 『平妖伝』に見える『水滸伝』の影

       ―馮夢龍による増補改作をめぐって―

  第二章 『平妖伝』四十回本考―前身・転生の関係を軸として―

  第三章 『平妖伝』四十回本における妖狐の形象ー狐話の集成―

  第四章 『平妖伝』四十回本における妖狐の形象

       ―「妖術」と聞香教―

  第五章 『平妖伝』四十回本所見佛教故事小考

 第三部 神明相承考

  第一章 蚩尤の血―流血の相承―

  第二章 九天玄女考―通俗小説における女神像―

  第三章 陳希夷辞命高臥

 第四部 井中天考

  第一章 八角井異聞―井中の怪―

  第二章 井中奇聞―死生の命と生殖と―

  第三章 井中余聞—鏡と夢と神霊と―

 あとがき/初出一覧/索 引

 

 A5判上製 349ページ 2023年4月刊 ISBN978-4-87636-476-3

  

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表現者としての一休―「恋法師一休」の艶詩・愛の詩を読む

                                                                            沓掛良彦著

 

 表現者としての一休―「恋法師一休」の艶詩・愛の詩を読む 目    次

 

 一章 「表現者」・詩人としての一休

  一 『狂雲集』という詩集(詩偈集)

      二 破戒・逆行―仏者における女色・性愛の問題

 二章 「酒肆婬坊」出入の詩

  一 自戒者から破戒僧へ・「酒肆婬坊」来往宣言/

      二 女色の詩/三 男色の詩

 三章 一休の脱皮と飛躍―恋法師一休の誕生

  一 恋法師一休の誕生

  二 森女という女人・実在の人物か虚構の「神女」か?

  三 実在説・瞽女(ごぜ)か、やんごとなき皇孫か?

  四 邂逅・「老狂薄倖」の和尚美しき盲女を発見す

 四章 自受法楽の愛の讃歌

  一 鴛鴦の契り/二 性愛讃歌/三 回春のよろこび・森女讃歌

  四 眠れる美女・いとしい女/五 森女いとしや・森女の春遊/

  六 危機の時・死が迫っての誓い

 五章 付  論  

  「美人」とは大燈国師のことか?―柳田聖山氏の所説にかんする素朴な疑問

 

  四六判上製 253ページ 2023年3月刊 ISBN978-4-87636-478-7

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三島 毅『中洲文稿』

近代日本漢籍影印叢書3

                       解題 牧角悦子

                          鈴置拓也

 

……そして、三島中洲は、日本漢文学がその歴史の中で最後の光芒を放った正にその時代の、いわば最後の文人の一人であると言えよう。その三島中洲における漢文学、特にその中でも「文」の持つ意味について、それを明治という時代とその文苑の中で捉えてみることができればと考える。

 三島中洲の文とは如何なるものであったかを概観するためには『中洲文稿』四集、全十二巻がその原資料となる。ここには碑文を中心に、若い修業時代から最晩年に至るまでの、講義録・研究書及び韻文以外の所謂「文」、三七七篇が収められている。まずは、この『中洲文稿』四集の順次に沿って、それぞれの時代、あるいは文体の代表的なものを随時紹介しながら、中洲の「文」の大略を窺ってみようと思う。(本書「三島中洲の文について―明治期における‶漢文″の意義― 牧角悦子」より)

 

 

    三島 毅『中洲文稿』 目   次

 

     刊行の辞  町 泉寿郎

   『中洲文稿』全四集    目次

   『中洲文稿』全四集    影印

   『中洲文稿』解題     鈴置拓也           

     解説 三島中洲の文について

       ―明治期における‶漢文″の意義―  牧角悦子 

     附録  『中洲文稿』題目一覧

 

 A4判上製 487ページ 2023年3月刊 ISBN978-4-87636-477-0

 

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明代儒教思想の研究―陽明学・科挙・書院

                           鶴成久章著

 

  明代儒教思想の研究―陽明学・科挙・書院 目次抄

 

第一部 明代の科挙制度と陽明学

 第一章 明代の科挙制度と朱子学―陽明学登場の時代背景―

 第二章 明代の科挙制度と経学―挙業から見た学問的系譜ー

 第三章 明代の科挙と陽明学―科場における陽明学への毀誉褒貶―

 第四章 明代の読書人と科挙―科挙制度における理想と現実―

第二部 明代の書院制度と陽明学

 第一章 明代における書院の隆盛と講学―陽明学発展の舞台―

 第二章 明代の白鹿洞書院と陽明学

     ―朱陸講学の古蹟における陽明学派の活動―

 第三章 陽明後学による講学活動の展開と書院

     ―師説の継承と伝道―

 第四章 東林学派の講学活動と陽明学

     ―「無善無悪」説批判と「良知」説の受用―

跋/索引

 

A5判上製函入 784ページ 2023年2月刊 ISBN978-4-87636-475-6 

 

¥13,200
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杜詩雙聲疊韻研究―聯綿語を超えて

                             丸井 憲著

 

杜甫の詩には、雙聲疊韻がたくみに使われている。これは事実であるが、雙聲疊韻が詩のなかに使われるのは杜甫に始まるものではなく、杜甫の詩よりはるか昔の詩文のなかにも多くの用例を見いだすことができる。杜甫はこの雙聲疊韻という古くからある修辞に、新たな命を吹き込むことに成功した詩人でもあり、杜甫を経て、雙聲疊韻は新たな詩のことばとして蘇生した。杜甫なかりせば、こうしたことは起こらなかったかもしれない。

……杜甫の詩に見られる雙聲疊韻のもろもろの用法は、古典的な用語が本来的に備えている対偶性、韻律性といった諸要素を、それ以外のことばの上にも見いだし、もしくは新たなことばを作りだし、そしてそれらを詩のことばへと昇華させる試みであったということができよう。

……卑近で散文的なことばであっても、聲母や韻母が近似した二字語であれば、対偶性と韻律性の助けを借りることで、雙聲疊韻に準ずるものとなしうることに、杜甫はどこかで気づいたのである。 (本書 緒論より)

 

 

   杜詩雙聲疊韻研究―聯綿語を超えて 目次抄

 

 緒 論

 第一章 「艱難昧生理、飄泊到如今」―杜詩雙聲疊韻研究対小考―

 第二章 応用された『文選』の理―杜詩雙聲畳韻研究対新考―

 第三章 雙聲疊韻対の理論と実際―唐詩対偶論の一環として―

 第四章 杜甫の五古紀行詩における雙聲疊韻の配列について

     ―謝霊運の遊覧・行旅の詩と比較しつつ―

 第五章 杜甫の七言古詩における雙聲疊韻の配列について

     ―鮑照「擬行路難十八首」と比較しつつ―

     餘説:「虚無」考―疊韻の詩語として

 第六章 周春と「乾嘉の學」

     ―銭大听・盧文弨との交遊・論争を接点として―

 第七章 周春著『杜詩雙聲疊韻譜括略』成立の経緯

                    および諸術語の定義(精度編)

 第八章 周春による杜詩雙聲語の判定基準について―慧琳音を参考に―

 第九章 周春による杜詩疊韻語の判定基準について―慧琳音を参考に―

 第十章 周春著『杜詩雙聲疊韻譜括略』における諸術語の定義(頻度編)

 あとがきに代えて/初出一覧/雙聲疊韻索引

 

 A5判上製 338ページ 2023年1月刊 ISBN978-4-87636-474-9

 

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