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研文出版 新刊図書のご案内
鶴成久章著
明代儒教思想の研究―陽明学・科挙・書院 目次抄
第一部 明代の科挙制度と陽明学
第一章 明代の科挙制度と朱子学―陽明学登場の時代背景―
第二章 明代の科挙制度と経学―挙業から見た学問的系譜ー
第三章 明代の科挙と陽明学―科場における陽明学への毀誉褒貶―
第四章 明代の読書人と科挙―科挙制度における理想と現実―
第二部 明代の書院制度と陽明学
第一章 明代における書院の隆盛と講学―陽明学発展の舞台―
第二章 明代の白鹿洞書院と陽明学
―朱陸講学の古蹟における陽明学派の活動―
第三章 陽明後学による講学活動の展開と書院
―師説の継承と伝道―
第四章 東林学派の講学活動と陽明学
―「無善無悪」説批判と「良知」説の受用―
跋/索引
A5判上製函入 784ページ 2023年2月刊 ISBN978-4-87636-475-6
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丸井 憲著
杜甫の詩には、雙聲疊韻がたくみに使われている。これは事実であるが、雙聲疊韻が詩のなかに使われるのは杜甫に始まるものではなく、杜甫の詩よりはるか昔の詩文のなかにも多くの用例を見いだすことができる。杜甫はこの雙聲疊韻という古くからある修辞に、新たな命を吹き込むことに成功した詩人でもあり、杜甫を経て、雙聲疊韻は新たな詩のことばとして蘇生した。杜甫なかりせば、こうしたことは起こらなかったかもしれない。
……杜甫の詩に見られる雙聲疊韻のもろもろの用法は、古典的な用語が本来的に備えている対偶性、韻律性といった諸要素を、それ以外のことばの上にも見いだし、もしくは新たなことばを作りだし、そしてそれらを詩のことばへと昇華させる試みであったということができよう。
……卑近で散文的なことばであっても、聲母や韻母が近似した二字語であれば、対偶性と韻律性の助けを借りることで、雙聲疊韻に準ずるものとなしうることに、杜甫はどこかで気づいたのである。 (本書 緒論より)
杜詩雙聲疊韻研究―聯綿語を超えて 目次抄
緒 論
第一章 「艱難昧生理、飄泊到如今」―杜詩雙聲疊韻研究対小考―
第二章 応用された『文選』の理―杜詩雙聲畳韻研究対新考―
第三章 雙聲疊韻対の理論と実際―唐詩対偶論の一環として―
第四章 杜甫の五古紀行詩における雙聲疊韻の配列について
―謝霊運の遊覧・行旅の詩と比較しつつ―
第五章 杜甫の七言古詩における雙聲疊韻の配列について
―鮑照「擬行路難十八首」と比較しつつ―
餘説:「虚無」考―疊韻の詩語として
第六章 周春と「乾嘉の學」
―銭大听・盧文弨との交遊・論争を接点として―
第七章 周春著『杜詩雙聲疊韻譜括略』成立の経緯
および諸術語の定義(精度編)
第八章 周春による杜詩雙聲語の判定基準について―慧琳音を参考に―
第九章 周春による杜詩疊韻語の判定基準について―慧琳音を参考に―
第十章 周春著『杜詩雙聲疊韻譜括略』における諸術語の定義(頻度編)
あとがきに代えて/初出一覧/雙聲疊韻索引
A5判上製 338ページ 2023年1月刊 ISBN978-4-87636-474-9
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阿部幸信著
漢代の天下秩序と国家構造 目次抄
序 章 前漢時代における内外観の変遷
第一章 漢初「郡国制」再考
第二章 漢初の天下秩序に関する一考察
第三章 漢初における諸侯王と礼・法
第四章 武帝期・前漢末における国家秩序の再編と対匈奴関係
第五章 漢朝の「統治階級」について
第六章 周漢間の君臣関係について
終 章 漢代秩序構造概観
附章一 燧 人 考
附章二 追憶されるもの―思考の様式としての古代
あとがき/索 引
中文目次・要旨/英文目次・要旨
A5判上製 352ページ 2022年11月刊 ISBN978-4-87636-473-2
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加納留美子著
蘇軾詩論―反復される経験と詩語 目次抄
序章 蘇軾詩における反復性とその検討
第1章 徐州時代の蘇軾―「自作参照」の視角から
第2章 「人衆者勝天、天定亦勝人」―詩人が託し、詠った「天報論」
第3章 「夜雨対牀」―蘇軾兄弟を繋いだもの
第4章 梅花の「魂」―詠梅詩における「自作参照」
第5章 蘇軾羅浮山詩考―繰り返された「作法」
第6章 海南時代の詩における風景描写―詩人としての挑戦
終章―「自作参照」が齎したもの
主要参考文献一覧/あとがき/索 引
A5判上製 340ページ 2022年10月刊 ISBN978-4-87636-472-5
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川合康三著
詩人論でも通史でもなく、中国の詩全体を見通し、24のテーマを厳選し、詩の本質に迫る。
中国の詩学 目次抄
第一章 「詩」とは何か、「詩学」とは何か
第二章 伝統の一貫性
第三章 文学の二次的意義
第四章 詩の道義性
第五章 詩の政治性
第六章 詩の社会性
第七章 詩を担う人々―文化共同体
第八章 規範の形成と展開
第九章 文学史と文学史観
第十章 恋愛の文学
第十一章 友情の文学
第十二章 女たちの文芸
第十三章 詩と感情
第十四章 詩と景物
第十五章 詩と修辞
第十六章 文学の動機
第十七章 集団から個別へ
第十八章 詩と事実
第十九章 経験と虚構
第二十章 可視と不可視
第二十一章 人生の詩・霊感の詩
第二十二章 詩と諧謔
第二十三章 作者・話者・読者
第二十四章 詩の存在意義
あとがき/索 引
A5判上製貼函入 640ページ 2022年5月刊 ISBN978-4-87636-470-1
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半谷芳文著
勅撰三漢詩集の研究 目次抄
まえがき
序論―奈良末・平安初頭の漢詩文考察上の基盤・前提と三つの視角―
第一章 勅撰三漢詩集の編纂意義とその文芸観
第二章 勅撰三漢詩集の抒情的特質
第三章 本朝文章生試における
唐朝貢挙進士試の雑文(詩賦)の試験の受容と展開
第四章 平安朝七言排律詩盛行の淵源としての勅撰三漢詩集
第五章 奈良・平安初期の日本漢詩における押韻と韻書
結 論
注/あとがき/初出一覧/索 引
A5判上製函入 426ページ 2022年5月刊 ISBN978-4-87636-469-5
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宇野直人著
唐宋詩詞叢考 目次抄
例 言
Ⅰ 論考篇
第一章 阮籍「詠懷詩」の景物の象徴性について
第二章 江陵の悪夢―李白「早に白帝城を発す」再審
第三章 李白「採蓮の曲」の複合的構想について
第四章 杜甫の色彩表現の象徴性について
第五章 「此外」攷―杜甫「江村」詩尾聯釈疑
第六章 林和靖「山園の小梅」詩の鳥と蝶について
第七章 柳永の懐古詩に見える構成意識について
第八章 歴代七夕詩の変容と柳永の「二郎神」詞
第九章 柳永の詠物詞に見える創作姿勢について
第十章 葵花に寄せる誠意—司馬光の場合
第十一章 詩作活動から見た朱子の陶淵明観
第十二章 王士禛「秋柳」詩の重層的発想について
Ⅱ 小論篇
一 形は消えし夢なれや
―劉希夷の「白頭を悲しむ翁に代る」とボードレール「腐肉」
二 白楽天の味覚
三 柴野栗山の五言律詩「富士山を詠ず」の特色について
四 鶯の心情
五 中国学のヒント―日本の漢学の伝統に眼差しを
六 音読古典学の陥穽
七 「北山山本先生の墓誌銘」訳注
Ⅲ 書評篇
一 深い学殖と手あつい手法
―後藤秋正著『東西南北の人―杜甫の詩と詩語』
二 杜甫像の再検討を迫る労作
―谷口眞由実著『杜甫の詩的葛藤と社会意識』
三 魂の対話の記録―河上肇著・一海知義校訂『陸放翁鑑賞』
四 満を持しての集大成―村上哲見著『宋詞研究 南宋篇』
あとがき/人名・引用詩詞索引
A5判上製函入 398ページ 2022年3月刊 ISBN978-4-87636-468-8
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栗原 純著
日本帝国と阿片
―台湾総督府・専売局文書にみる阿片政策 目 次
まえがき
第一章 「台湾総督府公文類纂」にみる
「台湾阿片令」の制定過程について
第二章 明治三四年の扶鸞「降筆会」運動の意味するもの
第三章 上海における「国際阿片調査委員会」と総督府の阿片政策
第四章 大正期における台湾総督府専売局の阿片政策
第五章 帝国日本の阿片政策と極東調査委員の派遣
第六章 台湾総督府専売局による罌粟栽培について
第七章 台湾総督府阿片政策の「踏襲」と「転換」について
―阿片令の改正と新特許問題―
補論 阿片専売制度の「終止」と麻薬事業の継続
主要参考史料/あとがき/索引
A5判上製 589ページ 2022年6月刊 ISBN978-4-87636-471-8
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住谷孝之著
六朝懐古文学の研究 目 次
序 先行研究と本論文の課題と構成
第Ⅰ部 六朝懐古文学の形成過程
第一章 漢代から六朝までの「懐古」主題の形成過程
第二章 陸雲「登台賦」考
―懐古の萌芽としての側面からー
第三章 顔延之「北使洛」における「懐古」の抒情の形成
(付論)顔延之「北使洛」の制作状況について
第四章 鮑照「蕪城賦」考―懐古文学の文脈からー
第五章 南朝後期における懐古詩について―六朝懐古詩の成立―
第六章 北朝系文学者による懐古詩―盧思道と李百薬を中心に―
第Ⅱ部 懐古詩の展開の中に置かれた詩跡「鄴城」
第七章 六朝詩における「銅雀台」
―六朝期に成立した「詩跡」の特徴について―
第八章 鄴城と詩跡「鄴城」の合間
―旧北斉文学者たちによる詩をめぐって―
総論 中国文学史における六朝懐古文学研究の意義
参考文献一覧/関連地図/あとがき/索引
A5判上製 318ページ 2022年3月刊 ISBN978-4-87636-467-1
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大上正美著
嵆康にあっては九篇の「論」がとりわけ重要なもので、……私はそれを文学作品としてどのようにして読めばいいか、どのような構成のもと、どのような修辞技巧のもと、どのような方法で書かれているか、というそのことの中から見えてくる、嵆康の文学としての思想性を求めて行こうとしています。(本書p.194より)
嵆康の方法―文学としての「論」 目 次
第一章 嵆康「太師箴」の方法
第二章 明(明知)と胆(胆力)の関係をめぐる論
―嵆康「明胆論」和訳―
第三章 「明胆論」に見る嵆康の思惟の原型
第四章 嵆康の「家誡」と「釈私論」と―「中人」の志をめぐってー
第五章 嵆康「釈私論」試訳稿
第六章 嵆康「釈私論」における「理」と「志」
第七章 嵆康「釈私論」の文学的考察
第八章 文学の価値を問う、極私的嵆康研究
第九章 司馬昭と竹林の七賢
第十章 阮籍・嵆康と隠者孫登
―隠者を固有の他者とする表現への契機―
あとがき/初出一覧(*参考:嵆康に関する文章一覧)/人名索引
A5判上製 242ページ 2022年2月刊 ISBN978-4-87636-466-4
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