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研文出版 お薦めの本

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中国思想
連鎖する中国近代の“知”

坂元ひろ子 著

十九世紀〜二〇世紀前半の初期グローバル化の時代に多様なかたちで錬成された中国近代の“知”の様相を、譚嗣同・章炳麟・熊十力・梁漱溟・李叔同(弘一法師)等の思想に読みとる。

〈著者のことば〉

本書は日本ではさほど知られていなくとも、清末から中華民国期にかけての中国近代知識人として著名な譚嗣同・章炳麟・熊十力・梁漱溟・李叔同(弘一法師)を中心にその思想を論じたものです。中国の近代知というものが、西欧などの「他者」の文化と格闘し、「伝統の創造」として形成された点に注目し、また不十分ながらも「単性史学」を乗り越えようとした試みです。

〈目次〉

T

譚嗣同 中国近代思想の一断面―譚嗣同の以太(エーテル)論/〈補論〉譚嗣同の思想と民族アイデンティティとジェンダー意識/〈補論〉楊文会

U

章炳麟 章炳麟の個の思想と唯識仏教―中国近代における万物一体論の行方/章炳麟における伝統の創造/章炳麟の道家・仏教思想と身体・性・医学観試論

V

熊十力 熊十力『唯識識論』哲学の形成―二〇世紀前半の中国哲学思想世界を通して/〈補論〉島田虔次著『新儒家哲学について―熊十力の哲学』について

W

梁漱溟 民国期における梁漱溟思想の位置づけ―「現代新儒家」規定を超えて/〈補論〉梁漱溟におけるジェンダー意識

X

李叔同 李叔同(弘一法師)の思想―馬一浮の思想、豊子がいの芸術観との関連において

A5判 368頁
価格:5,250円(税込)

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連鎖する中国近代の“知”
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中国文学
唐代〈文学士族〉の研究 ―関中・山東・江南の三地域に即して

李 浩著
松原 朗・山田 智・石村貴博訳

歴史・文化の担い手として〈文学士族〉という新概念を提示し、更に地域的差異を突破口に唐代文学に新解釈を主張。

〈目次〉

第一章

唐代三大地域と三大文化中心 三大地域概念の提唱/三大地域における地方文化の特色/三大文化区域と文化ネットワーク/統一王朝における地域的差異と文化的差異

第二章

唐代三大地域の文学的様相 文学の地域的特色/文体の地域的相違/文人の地域的分布/三大地域の文学特徴についての再考察

第三章

唐代文学士族の成立 「文学士族」の定義/唐代の文献に見られる所謂「清流」について/衣冠と衣冠戸/四姓・五姓・七姓と郡姓

第四章

唐代文学士族の地域的構成 関中士族グループ/胡姓士族グループ/山東士族グループ/江南士族グループ/三大地域文学グループの比較

第五章

唐代文学士族の移動 科学・仕官による移動/戦争による移動/遷謫と赴任による移動/士族の移動の学術文化に対する影響

第六章

唐代士族と賢能基準 唐人の賢能基準に対する論争と分岐/賢能の基準変遷/賢能の基準得失と評価

第七章

『隋書』における文化地理観 『隋書』「文学傳」/『隋書』「儒林傳」の学術地域観/『隋書』「地理志」の地域文化思想

第八章

陳寅恪士族理論の誤読 陳寅恪の士族理論の主要内容/学術界における士族研究の趨勢/意図的な誤読と無意識の曲解

第九章

関中本位政策から科挙制度へ 文武合一から文武分離にいたるまで/「文武分離」から「文学取士」へ

第十章

「詩賦取士」説 「詩賦取士」説の由来/唐人の「詩賦取士」に対する批評/「詩賦取士」の再評価

第十一章

「寡母教孤」―唐代士族教育の一つの顕著な現象についての考察と分析 寡母教孤の資料/寡母と孤子の族姓の考察/寡母教孤の教育学的分析/寡母教孤の心理学的分析

A5判 376頁

価格:6,300円 (税込)

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唐代〈文学士族〉の研究 ―関中・山東・江南の三地域に即して
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中国文学

教養のための中国古典文学史

松原 朗・佐藤 浩一・児島 弘一郎著

序論で中国の古典文学について基本的なことを概説する。詩経から白話小説まで、中国文学を知るために必須の項目を、一項目見開き2ページで解説する。コラム・参考文献・年表・地図も収め、もう一歩進んだ知識を得られるように工夫。ハンディながらやさしく充実した説明は、教養書・入門書として画期的なものである。

〈著者のことば〉

本書が詩文を選んで中国文学史を述べることは、一つの見識となりうると信じている。本書は、小さな文学史であるが、主張すべき特徴を備えている。最近、日本において刊行される中国文学史は、日本における中国文学研究の傾向を反映して、唐宋までは伝統的詩文を中心に述べながら、元明清については、小説・戯曲を中心に俗文学の比重を大きく取っている。しかし本書は、その時代についても、つとめて詩文を中心に系統的な説明を心掛けている。中国の伝統的詩文を知りたいと思う読者には、本書は有用な案内となるに違いない。

〈目次〉

序論 中国古典文学の特質/政治的抒情の由来/詩の形式/楽府(古楽府・擬古楽府・新題楽府・歌行・新楽府)/「詩」以外の古典韻文―辞賦・詞・元曲

T 詩経/楚辞/諸子百家/教養としての歴史書/六朝志怪/辞賦/古詩十九首/曹操/三曹と建安七子/竹林の七賢/潘岳と陸機/王羲之/陶淵明/五柳先生/謝霊運と謝ちょう/沈約/ゆ信/文心雕龍と詩品/世説新語/文選/三蔵法師 玄奘/初唐の四傑/歌行/沈せん期と宋之問/陳子ごう/王維/李白/将進酒/杜甫/兵車行/辺塞詩/閨怨詩/韋応物/韓愈/秋懐詩/柳宗元/白居易/長恨歌/新楽府/唐代伝奇/杜子春/人虎伝/李賀/杜牧/李商隠

U 宋初の三体/梅堯臣と蘇舜欽/欧陽脩/司馬光と王安石/蘇軾/黄庭堅と江西詩派/陸游/范成大と楊万里/朱子学/永嘉の四霊と江湖派/文天祥と遺民詩人/元好問/耶律楚材と遺民詩人/趙孟ふと元詩四大家/楊維ていと元末文人/高啓ら呉中四傑/劉基と宋濂/三楊から李東陽へ/沈周と呉中四才子/前後七子/唐宋派と帰有光/陽明学/公安派/竟陵派/小品文/銭謙益/呉偉業/考証学/王士しんの神韻説/浙派の詩/沈徳潜の格調説/鄭燮ら揚州八怪/桐城派/袁枚の性霊説/翁方綱の肌理説/黄景仁/張問陶/きょう自珍/宋詩派と同光体/新派の詩と詩界革命/花間派から南唐二主・馮延巳へ/婉約派の系譜/豪放派の系譜/戯曲/白話小説

参考文献・年表・地図・索引

A5判 226頁

価格:1,680円(税込)

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教養のための中国古典文学史
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中国思想

朱熹哲学の視軸 ―続朱熹再読

木下 鉄矢 著

その哲学的言語行為を読み解き、「格物」理解の分析を通じて、朱熹が人と世界全体を凝視したものの見方・視角を明らかにする。『朱熹再読―朱子学理解への一序説』既刊:8,400円)の姉妹篇。

〈目次〉

第一章

朱熹の思索、その面差しと可能性

第二章

程伊川の「主一」について

第三章

『論語』に現れる第一人称代名詞「予(われ)」について

第四章

土田健次郎氏『道学の形成』第四章「程頤の思想と道学の登場」を読む―「理一」理解をめぐって

第五章

「命」と「令」―朱熹の「天命之謂性」解釈

第六章

「事」「物」「事物」「事事物物」―朱熹の「致知在格物」解釈を理解するために

第七章

「格物」という陥穽

第八章

『朱子語類』に見える「物事」について

第九章

朱熹「格物」理解の構造―「有物有則」解釈をめぐって

A5判 440頁

価格:8,400円(税込)

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朱熹哲学の視軸 ―続朱熹再読
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研文選書
橋と異人 ―境界の中国中世史

相田 洋 著

茶館、宿屋、橋、義と社などを、空間や時間に印を入れて、内と外を区切る境界的空間として取り上げ、また無頼、くノ一と幽霊女、用心棒、羅教を異人の世界という観点から分析したユニークな中国史。図版を多く収める。七つのコラムにも著者の史目が光る。

第一部

境界の世界
第一章 境界の原理―義と社 
第二章 境界としての宿屋―逆旅の怪 
第三章 境界としての茶館 
第四章 橋と境界

第二部

異人の世界 
第一章 異人としての無頼―唐宋時代の無頼 
第二章 くノ一と幽霊女―侠女と幽女 
第三章 中国の用心棒―ひょう師・ひょう客 
第四章 水運業者の宗教・羅教

4・6判 400頁

価格: 3,150円(税込)

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橋と異人 ―境界の中国中世史
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研文選書
更に尽くせ一杯の酒 ―中国古典詩拾遺

後藤 秋正 著

漢詩や漢文の世界を身近に感じさせる滋味あふれた文章を集める。日本文学との関係や典故についてなど十六編を収録。

〈目次〉
T 川は西に流れるか 川は西に流れるか―陸機「弟子龍に贈る」詩小考/「隴上歌」小論―再び西流の水について考える/「隴上歌」の注釈/宋之問の「北ぼう古墓」詩/杜牧の詩―その政治意識と美意識/曹ぎょうの生涯とその詩/曹ぎょうの「北郭閑思」詩

U 更に尽くせ一杯の酒 伯夷・叔斉以後の兄弟たち/「天高く馬肥ゆる秋」について/更に尽くせ一杯の酒―別離の酒/「耳順」「杖郷」「花甲」などの語―六十歳・六十一歳を表す語と漢詩/陸游「柳暗花明」の先行例をさぐる/漢詩とネズミ

V 月は東に日は西に 平安朝初期の漢詩―『文華秀麗集』を中心として/蕪村「菜の花や月は東に日は西に」と漢詩/唱歌「箱根八里」の歌詞と漢詩文

あとがき/初出一覧/索引

4・6判 272頁

価格: 2,940円(税込)

同じ著者の好評既刊書に『中国中世の哀傷文学』(7,350円)と『唐代の哀傷文学』(10,500円)がある。

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更に尽くせ一杯の酒 ―中国古典詩拾遺
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