研文選書【中国文学】

魯迅と一九三〇年代 【研文選書12】

今村 与志雄 著

中国文学が世界文学の一環として同時代性を獲得した三〇年代に晩年を迎えた魯迅、また彼と同時代人-鄒韜奮・許地山・郁達夫-について、左連や出版と検閲の問題など時代状況を踏まえつつ論究する。

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北京のわらべ唄Ⅰ 【研文選書30】

瀬田 充子・馬場 英子 編訳

イタリア人・ヴィターレが採集したわらべ唄一七〇首を“おとなが子どもに唱いきかせるもの”(Ⅰ 巻)と“子どもが唱うもの”(Ⅱ巻)に分け、わかりやすい訳文と楽しいカットで読む中国のマザーグース。
Ⅰ巻 眠らせ歌/遊ばせ歌/あやし歌 (1)/あやし歌 (2)/あやし歌 (3)/解説

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北京のわらべ唄Ⅱ 【研文選書31】

瀬田 充子・馬場 英子 編訳

イタリア人・ヴィターレが採集したわらべ唄一七〇首を“おとなが子どもに唱いきかせるもの”(Ⅰ 巻)と“子どもが唱うもの”(Ⅱ巻)に分け、わかりやすい訳文と楽しいカットで読む中国のマザーグース。
Ⅱ巻 はやし歌/ものまね歌/年中行事の歌/ことば遊び歌/遊戯歌/ヴィターレについて

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線香の火 【研文選書33】

増井 経夫 著

線香の火は小さいが、遠くまでよく香る-八十年の生涯にめぐりあった忘れ得ぬ人々また事件の数々を 歴史のフィルターを通して描いた随想集。五十年ぶりの広州・桂林の夜・張徳成・魯迅さんと西郷等を収む。

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新版 近代文学としての明治漢詩 【研文選書42】

入谷 仙介 著

唐詩の専門家が明治漢詩について論ずる。森春濤・森槐南・国分青崖・中野逍遥・山根立庵・横山耐雪・夏目漱石・森鴎外・河上肇・永井禾原と荷風らの漢詩を鑑賞しつつ、彼らの文学と漢詩の関係を考察。

〈目次〉

春と憂愁 森春濤

表現者の極北 森槐南

「国民詩人」の栄光と没落 国分青崖

漢詩と小説の間 中野逍遥

異邦人として 山根立庵

まぼろしの廬山 横山耐雪

近代精神と漢詩 鴎外・漱石・河上肇

明治の「父と子」 永井禾原・永井荷風

詩人 入谷仙介(一海知義)

校訂者僅啓(道坂昭廣)

4・6判 250頁 2006年10月新版発行 ISBN4-87636-085-5

¥2,750
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中唐文人考-韓愈・柳宗元・白居易 【研文選書54】

太田次男著

白居易・韓愈・柳宗元と、おのおの異なった面をもつ三者を比較検討することによって、安史の乱以後次第に明瞭になってゆく官人の性格を明らかにする。

〈目次より〉

韓愈―特にその官人生活を中心として

長安時代の柳宗元

柳宗元の山水記

呉文治著『柳宗元評伝』を読む

平安時代に於ける白居易受容の史的考察

平安朝女流と白氏文集

白楽天と空海

4・6判 436頁 1993年6月発行 ISBN4-87636-110-X

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郁達夫―悲劇の時代作家 【研文選書58】

鈴木 正夫 著

敗戦直後、スマトラで日本人憲兵の手により殺害された郁達夫の生涯と活動を、魯迅とのかかわり、郭沫若の帰国問題、杭州時代また晩年のシンガポール時代の達夫など、主要な問題を考察しつつ跡づける。

<目次>

郁達夫―その生涯と行動

創造社脱退前後

『奔流』『大衆文芸』編集時代―魯迅との交渉を中心に

魯迅の七律「阻郁達夫移家杭州」

郭沫若の帰国と郁達夫

晩年の郁達夫―シンガポール時代を中心として

「文学作品はすべて作家の自叙伝である」について

陳儀についての覚え書―魯迅、許寿裳、郁達夫とお関わりにおいて

4・6判 260頁 1994年6月発行 ISBN4-87636-119-3

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宋明清小説叢考 【研文選書66】

澤田 瑞穂 著

宋代から清末までの俗語体小説についての論稿十九篇を収め好評を博した旧著の選書版。「随筆金瓶梅」「西遊演義枝譚」をはじめ公案(裁判)小説、「小説娯目鈔」などに著書の蘊蓄がかたむけられる。

〈目次〉

発跡変泰

紅蓮柳翠

「四帝仁宗有道君」―明代説昌詞話の開場慣用句について

索・刀・薬―『前前太平記』の一挿話と明代公案小説

宝蓮寺奸僧事件

芙蓉屏異伝

張一飛公案その他

公案綺聞鈔

擬装入水殺人事件/雷公殺人事件/六本指の男/勘釘余響/姦夫が姦婦を殺す話/訟師の悪智慧/感孕奇案/烈女切腹異聞/犯姦婦杖刑の事/戸板流しの私刑/強姦か和姦か

玉堂春散策

砒霜の禁

『金瓶梅』の研究と資料

随筆金瓶梅

西門家伝説/潘金蓮の眸/張竹坡の「読法」/満文金瓶梅/金瓶梅伝奇/俗曲中の潘金蓮/明治訳金瓶梅/明治の西門慶/葡萄棚の下で

西遊演義枝譚

道書と見られた西遊記/唐僧取経嘆拾声/西遊記の草双紙/唐三蔵の杖

小説娯目鈔

宜春香質/警世選言/哈密野史/帰蓮夢/驚夢啼/幻中真/鴛鴦配/療妬縁/永慶昇平/忠孝勇烈木蘭伝

清末の小説

遊戯―清末小説管見

地獄の報告書―李伯元作『活地獄』のこと

清末文学一隅

蒋剣人撰ジャンヌ・ダルク伝/梁啓超の羅蘭夫人伝/三害問題と小説/日露交戦と時事歌謡

清末の「新名詞」論議

小説瑣話―解説にかえて(堀誠)

4・6判 370頁 1996年7月選書版発行 ISBN4-87636-137-1

 

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漢籍輸入の文化史―聖徳太子から吉宗へ 【研文選書68】

大庭 脩著

いつ、どのような種類の漢籍が、どれ程の量運ばれてきたのか等の具体的な事実を考究し、種々のエピソードもまじえつつ書下ろされたユニークな文化史。書物を通して、特に江戸の文化に著者の識見が示される。

〈目次〉

長崎のクリスマス・イヴ

聖徳太子と正倉院―古来の伝来典籍

平安時代の読書人

僧侶と漢籍

尾張の「御本」と紅葉山文庫の創始

出船・入船 唐船の姿と積荷の傾向/唐船の積荷が一般の目にふれる迄

御書物師、唐本屋清兵衛

将軍家と御儒者衆―吉宗と荻生北渓 享保前半/享保後半

コレクター大名 前田綱紀/毛利高標/市橋長昭

大学頭と長崎奉行

開国と輸入書

4・6判 350頁 1997年1月発行 ISBN4-87636-143-6

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魯迅点景 【研文選書81】

吉田 富夫 著

〈目次〉

周樹人の選択―〈幻灯事件〉前後

魯迅と光復会の革命家群像

《無物》との戦い

『野草』論

「傷逝」断片

「阿Q正伝」の読み方

「阿Q正伝」はどう読まれたか

『故事新編』について

魯迅と初期左連

〈人民〉から国民へ―天安門事件の近代史的考察

抗日戦争期の陶昌孫

4・6判 250頁 2000年9月発行 ISBN4-87636-189-4

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古典中国からの眺め 【研文選書87】

興膳 宏著

私は長年、中国の古典文学研究にたずさわってきたの で、本書の内容にも当然ながら中国古典にかかわるものが多い。また、中国や中国古典と無関係な文章でも、ものの考え方のどこかに、専門分野からの発想が影 を落としているのは、良くも悪しくも否めない事実のようだ。そこで、書名を『古典中国からの眺め』と題することにした。(「あとがき」より)

〈目次〉

古と今との出会い/「六朝」という時代/李白と月/我が新たに熟せし酒を漉す/詩人と「食」/二重の逆説/漢詩人として見た北条霞亭/森鴎外の漢詩/夏目漱石と中国/「静夜思」つれづれ

そ のとき―吉川幸次郎先生の思い出/小川先生という人/小川環樹先生のいる風景/ある敦煌資料のこと―小島祐馬先生逸事/小島憲之著『漢語逍遥』の世界/鈴 木修次さんと私/ギィ・ガニョン氏を哭す/イヴ・エルヴェット氏を悼む/入矢義高先生の残像/福永光司先生のこと/日野龍夫さんへのあいさつ/おとしばな し ぼやき念仏―一海知義先生前追悼戯文

博物館随想/2000年中国退休紀行/私の日本中国学会初体験/日本シノロジーの位置/求める心/京大文学部の講義/木曜日の話題―2002年7月~12月/素食の美食/山を愛する/寄席の楽しみ/火鉢騒動記

4・6判 270頁 2003年9月発行 ISBN4-87636-221-1

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流謫の花―中国文学と生活 【研文選書90】

堀 誠著

折々に出会った題材-植物・動物、料理・言語・俗信・行事、史伝や小説の人物-を調べ、掘り下げ、まとめあげた文章、また中国を旅し、北京に暮らした折の記録的あるいは思い出的な小篇を収載する。

〈目次〉

流謫の花

石祟と即席佳饌

相如の渇き

女乞丐の物語―祥林嫂・周長寿・金玉奴と社会

乞丐の物語―孝義・吹簫・蓮花落

河童の沙悟浄

『水滸伝』点描

魯迅『故郷』点描

楊脩と曹操―中国謎語雑抄

不在の友―「呂安題鳳」故事考

中国俗信考-俗信四種と言語表現

宮廷の歳時習俗

打夜胡

神鵲鳴冤

中国の民俗 八題

鰻/叩頭/乞食/五道神/財神/蹴鞠/蝗/門神

中国の狐たち―『狐媚叢談』「説狐」を中心に

中国の史話 六題

人質の恨み/ドクロの盃/鄭国渠/鳥になりたい/李陵と蘇武/魏の遼東・高句麗征伐

覇王の最後―歴史と文学

北京追想 六題

北京游記/「西遊記宮」見聞記/勺園の三輪車/北京余話/一枚の修了証/胡弓の音色

「訪中」旧記 二題

開封の旅―相国寺と鉄塔/中国余談

中国語初学の記

4・6判 270頁 2003年11月発行 ISBN978-4-87636-226-4

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明末江南の出版文化 【研文選書92】

大木 康 著

明末の書籍出版の変化・実体とその背景を考察し、出版の流布が学術・文化や社会の方向をいかに規定したかを検証する。

 

第一章 明末江南における書籍出版の状況

出版点数の増加/出版地の変化/出版形態の変化―官刻・家刻・坊刻

第二章 明末江南における出版業隆盛の背景

技術の進歩/原材料の供給と刻工/書物の需要/書物の価格

第三章 明末江南における出版文化の諸相―初期大衆伝達社会の成立

李卓吾思想の流行/華亭董家焼き打ち事件/東林と復社/明清交代期の情報伝達

第四章 明末江南の出版人

陳継儒/馮夢龍

第五章 『儒林外史』に見る出版活動

士人と出版/八股の士たち/詩文の士たち/再び八股の士たち

訳注/参考文献案内/訳者あとがき/術後・事項索引/書名・人名索引

4・6判 274頁 2004年5月発行 ISBN4-87636-231-9

 

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中国の肖像画文学 【研文選書94】

小川陽一著

明清時代以降、肖像画が大衆化し、小説・戯曲が流行した。その肖像画を題材・モチーフとした文学作品や肖像画なしでは成立しがたい作品を取り上げ、構築されたその特異な文学世界を読み解く。

 

序章 中国の肖像画文学の源流

王昭君物語/真真物語/肖像画と美人画

第一章 中国文学と肖像画

李瓶児の肖像画/肖像画と中国文学/肖像画を表す中国語/肖像画の特色/肖像画の歴史/民間の肖像画/似顔絵

第二章 肖像画の小説 その一

肖像画の小説は短編/肖像画の戯曲は長編/幻想の世界/兪蛟蛟と『夢厂雑著』/「閔孝子伝」/その後の閔孝子/閔貞と「閔孝子伝」/杜濬の嘆き/「追容の法」

第三章 『追容像譜』―「追容の法」のマニュアル

『追容像譜』/肖像画の即製品/『追容像譜』のなかの顔/高齢者が多い/顔見本集/肖像画には暇と金がかかる/暇と金がかかっても/貧乏人には容易でない/『追容像譜』の用途

第四章 肖像画の小説 その二

曽七如『小豆棚』/「黄玉山」/みな絶世の美女/怪奇性と幻想性/「黄玉山」の世界/先行作品/『諧謔』のなかの非非/「黄玉山」の怪奇性

第五章 肖像画の戯曲 その頂点一

「漢宮秋」雑劇/顔を損なう/「梧桐雨」雑劇/王昭君戯曲と人相術/肖像画と人相術

第六章 肖像画の戯曲 その頂点二

『牡丹亭』伝奇/『画中人』伝奇

第七章 肖像画の戯曲 その多様性

「両世姻縁」雑劇/南戯『琵琶記』/『燕子箋』伝奇/『療妬羹』伝奇/十不画/『玉掻頭』伝奇

第八章 肖像画の笑話

形似と神似/肖像画の不思議/肖像画の笑話/似ていない/似ていない肖像画の利用法/恐妻家文学/死んだ妻でも怖い/肖像画はその人に準ずる/けちな客/肖像画と春画

第九章 像賛と題像詩

像賛と題像詩/楊士起の像賛/李漁の像賛/葉紹袁の題像詩/施紹袁の題像詩/施紹莘の題像詩/馮惟敏の題像詩

第十章 明清社会と肖像画 肖像画文学の背景

祭祀と肖像画/人物像伝の流行/『清代学者象伝』/張岱「於越三不朽図序」/小説戯曲の挿絵の流行/尤侗の『年譜図詩』『小影図賛』/優雅な遊び/下品な遊び/子どもの肖像は描かない/肖像画のなかの遺言状/魯迅の末弟の肖像画

4・6判 200頁 2005年3月発行 ISBN4-87636-247-5

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中国の文人像 【研文選書95】

中嶋 隆藏 著

日本人的な「文人」観とはことなる中国歴代の人びとが描き出してきた「文人」像について、時代をおって実際の資料を広く探り、その諸相と変遷の実態を解析し、現代における「文人」の意味を考える。

〈目次〉

漢魏時代の文人像―王充と曹丕

王充が描く「文人」像/曹丕が描く「文人」像

六朝時代における文人像―葛洪、劉勰、顔之推と姚察

葛洪の『抱朴子』に見える「文人」/六朝後半の「文人」像

唐宋時代の「文人」像―白居易、司空図、蘇軾と陸游

唐代の「文人」像/宋代の「文人」像

明代後期の「文人」批評―胡応麟と顧炎武

“文人層”出現の時代/胡応麟の「文人」批評/顧炎武の「文人」批評

清代中期の「文人」批評―章学誠と趙翼

章学誠の「文人」批評/趙翼の「文人」批評

辛亥革命直前の文人像―周作人と高鳳謙

周作人の「論文章之意義曁其使命因及中国近時論文之失」/高鳳謙の「論偏重文字之害」

民国成立期の文人像―李大釗、胡適、林吾堂、蒋廷黻、瞿秋白と銭鍾書

李大釗の「厭世心与自覚心」と胡適の「文学改良芻議」/林吾堂の「做文与做人」/蒋廷黻の「知識階級与政治」、瞿秋白の「文人」、銭鍾書の「論文人」

4・6判 220頁 2006年2月発行 ISBN4-87636-257-2

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中国古典と現代 【研文選書100】

興膳 宏 著

他の世界文学にはない、中国文学独自のすばらしさへの共鳴を通奏低音とするさまざまな文章を収録。やせ細った古典への素養という現在の状況への頂門の一針。

〈目次〉

中国古典の過去と現在/中国における古典意識の成立/儒教と中国文学/『荘子』の難しさとおもしろさ/漢詩のリズム/七言十二句という詩型/日本と中国の七夕詩/書くということ

中国研究この五十年―文学/「中国詩人選集」のころ/『詩品』研究会のこと/出会いのころ―林田慎之助さんと私/第二回日本漢学国際学術討論会に参加して/七十年を生きる

斯 波六郎氏の著作/平岡武夫『白居易―生涯と歳時記』を読む/アンドレ・レヴィ『中国古典文学』/門田真知子『クローデルと中国詩の世界』―ジュディット・ ゴーチェの『玉書』などとの比較/上野本『王勃集』のことなど/『広辞苑』の「広」について/会津八一と唐詩/漢詩道場を格子窓から覗く/落語と中国の笑 話/異文化の中の落語/「スター・ウォーズ展」始末記

幻の宇治分校/志村良治先生との温泉旅行/入谷仙介さんの研究人生/吉川幸次郎小伝/吉川幸次郎先生の漢詩

4・6判 310頁 2008年10月発行 ISBN978-4-87636-289-9

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中国古典文学彷徨 【研文選書101】

川合康三著

中国古典文学をめぐる文章、論考、先師にまつわる小文等を通じて、著者の古典への識見が示される第一エッセイ集

 〈目次〉

志 の文学/中国の士大夫と古典的教養/古いは新しい、新しいは古い/『中国の自伝文学』をめぐって/文学史という枠組み―『中国の文学史観』をめぐって/平 凡な幸せ―中国におけるもう一つの「楽園」/中国の詩学/優美なる悲傷―六朝文学の特質/永遠の自然・有限の人間 杜甫/仕官と隠棲のはざまで 白居易/ この人・この三冊 李白

阮籍の飛翔/陶淵明「帰去来兮辞并序」の「序」をめぐって/広廈千万間―杜甫と白居易/人生識字憂患始―中国読書人の憂愁/執念の記録―李清照「金石録後序」/月と花―和漢対比の一側面

吉 川幸次郎先生誕百年に寄せて/小川先生を偲ぶ/受講生からみた小川先生/入矢先生追憶/お詫びの数々―志村良治先生追悼/比叡平の以文会―松平千秋先生追 悼/松浦友久先生追悼/日野先生の笑み/林田慎之助先生との交わり/太田次男先生の旧鈔本研究/一海先生の訳詩/詩の歓び・酒の楽しみ―沓掛良彦『讃酒詩 話』を読む

4・6判 294頁 2008年10月発行 ISBN978-4-87636-290-5

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唐代科挙の文学世界 【研文選書102】

高木 重俊 著

文学史に新たな題材を提供した唐代の科挙文学の世界三百年の展開と変遷を韻文・散文の諸作品と人物を通して考察する。

〈目次〉
「至公」に寄せる思い

古代の伝承から/至公と科挙/至公論に見る士人の面目
韻文篇 

受験生たちの長安/及第詩/落第詩/得喪の悲歓こもごも/詩人のいる風景
散文篇 

干謁の文章 王冷然の書簡/白居易の書簡

筆記小説から 詩人の登場(陳子昴)/及第より友情(白敏中)
貢挙・銓選と「文章」

文章と経国・立身/詩・賦の優位と雕虫・篆刻への批判/銓選と文章意識/正直な文章に正当な評価を/文章はやはり名利の源

詩人任華の咆哮 

任華における李白・杜甫/任華の自薦と文学

4・6判 272頁 2009年2月発行 ISBN978-4-87636-295-0

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更に尽くせ一杯の酒 ―中国古典詩拾遺 【研文選書104】

後藤 秋正 著

漢詩や漢文の世界を身近に感じさせる滋味あふれた文章を集める。日本文学との関係や典故についてなど十六編を収録。

〈目次〉
Ⅰ 川は西に流れるか 川は西に流れるか―陸機「弟子龍に贈る」詩小考/「隴上歌」小論―再び西流の水について考える/「隴上歌」の注釈/宋之問の「北ぼう古墓」詩/杜牧の詩―その政治意識と美意識/曹ぎょうの生涯とその詩/曹ぎょうの「北郭閑思」詩

Ⅱ 更に尽くせ一杯の酒 伯夷・叔斉以後の兄弟たち/「天高く馬肥ゆる秋」について/更に尽くせ一杯の酒―別離の酒/「耳順」「杖郷」「花甲」などの語―六十歳・六十一歳を表す語と漢詩/陸游「柳暗花明」の先行例をさぐる/漢詩とネズミ

Ⅲ 月は東に日は西に 平安朝初期の漢詩―『文華秀麗集』を中心として/蕪村「菜の花や月は東に日は西に」と漢詩/唱歌「箱根八里」の歌詞と漢詩文

あとがき/初出一覧/索引

4・6判 272頁

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叙事詩の時代の抒情 ―江文也の音楽と詩作 【研文選書107】

王徳威著 三好章訳

台湾に生まれ、日本で才能を開花させ、その後中国革命の中で数奇な運命をたどった音楽家の生涯を雄大なスケールで追究。

〈目次〉

日本語版への序文(王徳威)

プロローグ

1 植民地的コスモポリタニズムから「想像の郷愁」へ
2 儒教音楽の政治
3 叙事詩の時代の抒情

エピローグ

抒情の伝統と現代文学―王徳威の人と仕事(高嘉謙)
二〇世紀という時代の東アジアと西洋音楽―解題にかえて
江文也の主要な作品
江文也年譜

4・6判 192頁

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響きあうテキスト ―豊子ガイと漱石、ハーン 【研文選書108】

西槇 偉著

近現代中国の代表的な知識人のひとり豊子愷の文学を、夏目漱石やラフカディオ・ハーンとのかかわりから読み解く。豊子愷の漱石やハーンからの影響を明らかにし、そこから漱石やハーンの小品文学の特色を浮かび上がらせる。

〈目次〉

Ⅰ 豊子愷の初期作品と夏目漱石 

門前の彷徨―「法味」と「初秋の一日」および『門』/幼児体験の光と影―「憶児時(幼児の思い出)」と『硝子戸の中』/心の隔たり―「華瞻的日記(華瞻の日記)」と「柿」/異文化の対話―「縁」と「ケーベル先生」
Ⅱ 円熟期の豊子愷文学と夏目漱石 

桃源の理髪店―豊子ガイと『草枕』/異国の師の面影―「林先生」と「クレイグ先生」、「藤野先生」/「自然」の美学―「帯点笑容(ちょっと笑ってください)」と『硝子戸の中』/「時」の力にあらがう「文学」―『縁縁堂続筆』と『硝子戸の中』
Ⅲ 豊子愷とラフカディオ・ハーン 

響きあうテキスト―「蝌蚪(オタマジャクシ)」と「文鳥」、「草ひばり」/自己神話的文学の背景―「蜜蜂」と「蠅の話」/アリへの賛歌―「清晨(早朝)」と「蟻」

豊子愷小伝
豊子愷略年表

4・6判 376頁 2011年6月発行 ISBN978-4-87636-320-9

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東西南北の人 ―杜甫の詩と詩語 【研文選書109】

後藤秋正著

杜甫の詩を生活者としての視点からとらえ直した論考のⅠ部と、杜甫に見える、一見平易な言葉に見えながら一律には扱えない詩語について考えた文章を収めるⅡ部とで構成。

〈目次〉

Ⅰ 杜甫の詩 

食事を詠ずる詩/飢餓を詠ずる詩/白髪を詠ずる詩

Ⅱ 杜甫と詩語 

「春望」の「国」について/「秦州雑詩」の「因人」について/「同谷歌」の「狙公」について/「東西南北の人」について―杜甫と高適の酬和詩を中心として/杜詩と「牛馬」/杜詩と「牛羊」/杜詩と「熊羆」

4・6判 336頁 2011年10月発行 ISBN978-4-87636-329-2

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岡本花亭 【研文選書110】

高木 重俊 著

幕吏としての身分を離れることなく詩作した岡本花亭の生涯・交友をたどり、その漢詩から看取できる個性的表現や独自の感性を俯瞰する。

<目次>

第一章

岡本花亭の生涯と詩業 岡本花亭の生涯の概説/花亭詩の諸相

第二章

岡本花亭と『亨余一臠』―泊翁との文学交流 『亨余一臠』の写本/花亭と泊翁との唱和をめぐって/芳津館筆談抄録

第三章

花亭・詩仏と練塀小路 唱酬の発端―江山詩屋の詩会/両人の唱酬の立ち上がり―「斉物」の思いと世俗への絶縁/老詩人が詠じる中国の話題/練塀小路の二人の住まいと交友

四章

岡本花亭と『信山唫稿』―文人代官の文学世界 代官就任と初めての仕事/信州中野の任地視察/民の訴訟と繋獄への思い/民を導く父母の官たるつとめ/「諭狼詩」をめぐって/江戸への帰途と帰着の後

〔資料〕岡本花亭詩題検索

4・6判 240頁

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長安 百花の時 【研文選書111】

筧 文生 著

新歳時記・訪中の記・日本と中国をめぐって思い出すことども、碩学による珠玉のエッセイ集。

<目次>

講演記録 日本人の中国理解と中国人の日本理解/戦後五〇年をどうみるか―日中関係をめぐって/魯迅をめぐる三人の女性/記憶の中の吉川幸次郎先生

華国紀游 汕頭(スワトゥ)行/「唐代文学国際学術会」に参加して/台湾訪書行/柳州行/鬱然たり千載詩書の城/中国観光の様変わり/中国旅游スケッチ―“改革”“開放”のはざまで

新歳時記 我は夏日の長きを愛す/三五夜中 新月の色/今朝 仏粥 更ごも相い餽る/清明の時節 雨 紛紛/長安 百花の時/蜀犬 日に吠ゆ/運動会―馬球と抜河/風頭は刀の如し/寒梅/採蓮/竹林/松柏

三言両語 校正癖・考証癖/諸橋『大漢和辞典』海賊版のことなど/切り抜き魔/地図が大好き/韋編三絶/訓読の功罪/つぶし屋

4・6判 360頁

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理と詩情 ―中国文学のうちそと 【研文選書114】

山本和義著

蘇軾のこと、唐宋の詩文、歳時記、師友回億等のテーマに分かち、蘇軾の文学に魅せられて五十余年の研究生活を続けてきた著者の軌跡を一冊に収輯する。

<目次>

蘇軾研究
理と詩情―蘇軾の詩
詩的世界の創出―蘇軾の詩賦
中国文学の「近世」
蘇東坡と「赤壁の賦」 蘇東坡の詩文/「蘇軾詩注解」序言/「蘇東坡詩集補」はしがき

唐宋の詩文
欧陽脩と蘇軾
元稹の艶詩と悼亡詩

歳時記抄
中国の詩と歳時記
中国古典詩の「夏」
歳時記抄 〔春‥時候〕河豚の上る時/〔生活〕三月の神みまい/〔夏‥天文〕夏の雲/〔秋‥生活〕こおろぎ合わせ/辟蝗の符/〔行事〕看潮/〔動物〕くもの巣/〔冬‥行事〕餽歳/別歳/除夜/除夜立春/守歳
秋風とヤマノカミ
ゴシュユの朱いろ
松とコノテガシワ

師友回億
吉川先生と南山大学
小川環樹先生小伝
小川環樹先生を偲ぶ
川逝きて
〈兄貴分〉のこと
遠望
美濃部重克教授を悼む

川名山雑記
懐蘇閣の記/雑感三則/年輪/長谷川翁と桃の花/白駒/北京、そして魯迅/成都の記/不休社の記/流光/人文学部日本文化学科の誕生/“晩学”の日々に向けて/「長閑」の記/南山国文断想/会報終刊に寄せて

4・6判 278頁

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詩仙とその妻たち―李白の実像を求めて 【研文選書116】

筧 久美子著

謎の多い李白の生涯と文学について、五十年に亘り少しずつ問題点を解きほぐし、理解を深めていった軌跡を集成。

〈目次〉

Ⅰ まじめだった李白

李白―人と思想/まじめだった李白/天の我が材を生ずるは必ず用あり―李白とのえにし/独酌 相親しむ無し―一人で飲む酒/李白における時間推移の感覚について

Ⅱ 李白とその妻たち

李白結婚考/「妻に贈る詩」と「妻をうたう詩」―李白と杜甫/入り婿「詩仙」の悲劇―理想敗退の背後にあるもの

Ⅲ 李白論

李白総説/李白論/李白の楽府について

Ⅳ 李白研究の動向

唐代文学国際学術討論会及び李白研究の動向/〈書評〉黄錫珪『李太白年譜』・詹鍈『李太白詩文繋年』/〈書評〉郭沫若『李太白与杜甫』/〈書評〉大野實之助『李太白研究』/阿倍仲麻呂にとっての奈良/『新唐書』「李白伝」訳注

あとがき(筧 文生)

 

4・6判 304頁 2012年11月発行 ISBN978-4-87636-348-3

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杜甫詩話―何れの日か是れ帰年ならん 【研文選書117】

後藤秋正著

 杜詩に出るトンボや蝶に着目して詩の魅力に新たな光を射て、またその詩語や彼の墓について論究する。杜甫生誕千三百周年を期して刊行。

〈目次〉

Ⅰ 杜甫の詩

杜甫とトンボ/杜詩と蝶/「何れの日か是れ帰年ならん」―杜甫「絶句二首」と李白「奔亡道中五首」―

Ⅱ 杜甫と詩語

「渾渾」考/「執熱」考/「狐狸」「狐兔」考/「飛動」考/「飛騰」考/「稚子」と「雉子」と―杜甫「絶句漫興九首」〈其七〉

Ⅲ 杜甫の墓

『鞏県志』と杜甫墓/偃師の杜甫墓

4・6判 270頁 2012年11月発行 ISBN978-4-87636-350-6

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