インド
ナンブーディリッパードゥ著 大形 孝平 訳
正しきガンディー主義とはなにか。ガンディーの弟子として独立のために闘った著者が、マハートマ・ガンディーの生涯をたどりつつ、マルクス主義の視点からその思想と実践を鋭く分析する。
彼 の一生はあまりに事件に富んでいた。彼の講演や著述はあまりに豊富であり、人間の行動のあらゆる分野に触れていた。それぞれの局面における彼のふるまい は、あまりに劇的であった。であるから、彼の一生とその教えを研究するものにとって、ガンディーおよびガンディー主義に関する、研究者のお好みの理論を証 明することはいとも易いことであろう。研究者の彼あるいは彼女は、ただ、ガンディーの生活から選び出した一連の出来事、および彼の著述から選び出した発言 をつなぎ合わせさえすればいいのである。しかしながら、歴史の観点からみて真に重要なものを選び出し、彼の生活とその教えの各局面間の相互関連を見、それ から、その人間と、その人間の使命について統一ある理解に到達するのは、はるかに困難な仕事である。(「ガンディー主義とは何か」本書より)
<目次より>
若い頃 1869-1914
非協力 1915-22
最初の分裂 1923-25
完全独立の要求について 1926-29
「塩のサティアーグラム」 1930-33
隠退 1934-36
統一戦線 1937
州議会選挙勝利の後 1938
会議派運営委員会との衝突 1939-42
「インドから撤退せよ」決議とその後 1942-46
八月十五日―勝利か、それとも敗北か 1947-48
ガンディー主義とは何か
ガンディー死後のガンディー主義
国家体制に組み込まれたガンディー主義
E・M・Sナンブーディリッパードゥ―その思想と政治(内藤雅雄)
4・6判 264頁 1985年2月発行 ISBN4-87636-052-9
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長崎暢子・田中敏雄・中村尚司・石坂晋哉編
本 書は、インド国民軍に関係した光機関の日本人を主たる対象者として行った「聞き書き」を集めた資料集である。インド国民軍とは。第二次世界大戦におい て、日本軍の側に立ってインド独立のために戦ったインド人軍隊のことであり、光機関とはインド国民軍と日本軍の間に立ち、双方の連携を計る工作機関であっ た。いままでその活動が組織的な形で記録に留められることはなかったが、本書はその欠落を埋めるものである。
A5判 414頁 2008年9月発行 ISBN978-4-87636-284-4
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