京大人文研漢籍セミナー シリーズ

京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター編

京大人文研漢籍セミナー6 目録学に親しむー漢籍を知る手引き

京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター編

古勝隆一・宇佐美文理・永田知之著

 目録学ー俯瞰の楽しみ(古勝隆一)

目録学の意義╱目録を眺める╱俯瞰の楽しみ

子部の分類について(宇佐美文理)

『漢書』藝文志における「子部書」について╱子部における「雑」の問題

目録学の総決算ー『四庫全書』をめぐって(永田知之)

編纂に向けた動き╱編纂の経緯と反響╱提要の形式╱分類の様相╱編纂を可能にしたものー清朝考証学╱四部分類の終焉╱目録学のゆくえ

附録 漢籍目録の参考文献(古勝隆一)

A5判 134頁 2017年3月発行 ISBN978-4-87636-420-6

¥1,620
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京大人文研漢籍セミナー5 清玩―文人のまなざし

京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター編

岡村秀典・髙井たかね・稲本泰生著

 中 国の文化にはぐくまれた「文人」たちは、古器古物など、かたちあるものを愛好し鑑賞する一面をもっていた。そのような鑑賞のことを「清玩」と呼 ぶ。中国宋代の文人から日本近代の文人にいたるまで、文人と文物との関わりを、中国の青銅鏡、明末清初の文人、李漁、インド哲学の 大家、松本三郎の仏教美術観等のそれぞれの角度から論じる。文人は文物に対して、どのような「まなざし」をそそいだのか。それを手がかりとして、ものをた のしみ味わう人々の姿や、彼らの鑑賞を支えていたものの見方を紹介する。(序文・古勝隆一)

 

古鏡清玩―宋明時代の文人と青柳種信(岡村秀典)

 古鏡の金文学 北宋代の金文学/南宋代の金文学/古詩としての鏡銘の収集

 古鏡の科学 北宋の沈括『夢渓筆談』/明末における古鏡の鋳造技術研究

 古鏡の清玩

 青柳種信による三雲遺跡の研究 青柳種信と三雲遺跡の発見/出土鏡の考証/遺跡の性格について

 

李漁の「モノ」がたり―『閒情寓寄』居室・器玩部より(髙井たかね)

 李漁の人物像、評判

 『閒情寓寄』とその居室・器玩部 『閒情寓寄』について/居室・器玩部の内容 李漁にとっての建築、庭園、器物

 李漁の「新奇」とその具体相 「雅俗俱利」/「新奇」を求む 李漁の自信作

 「モノ」の語り?騙り?―「新奇」なアイデアは本当に実践されたのか 「モノ」に関する語り口/李漁の書簡―芥子園名箋/『顔氏家蔵尺牘』中の李漁書簡

 むすびにかえて―「下は伝を後にのぞまず」 李漁の「新奇」の反動?追随?/「自ら思慮をつくして試みる」

 

利他と慈悲のかたち―松本文三郎の仏教美術観(稲本泰生)

 真理を以て人を暁す―その生涯と人物像 青年期の交友関係と修学/ドイツ留学へ/東洋学の隆盛と哲学の衰退/ベルリンにおける交友と逸話/第一次インド滞在/黎明期の敦煌学への貢献/仏教文物コレクターとして/

 一九一〇年代の転換―インド固有美術論への傾斜 ガンダーラ仏教美術礼賛/「ヘレニズムの波及」と「異文化への寛容性」/「グプタ式仏教美術」の顕揚/

 東アジア仏教美術へのまなざし―「グプタ式仏像」東漸論とその後 雲岡造像「グプタ式」起源説の提唱/雲岡造像論の問題点/清涼寺釈迦如来立像をめぐる議論/クシャーン期マトゥラー彫刻との出会い/雲岡造像論の変容/仏教起源論と仏教東漸論

 大乗仏教の理想と藝術―造像に宿る精神 宗教と美術の相関性―精神美と形体美/なぜ仏教美術は特別か/岡倉覚三と松本文三郎/仏教美術の造形理念と価値判断の指標

A5判 222頁 2015年12月発行 ISBN978-4-87636-404-6

¥2,052
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京大人文研漢籍セミナー4 木簡と中国古代

京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター編

冨谷 至・目黒杏子・土口史記著

 四〇〇年にわたる漢帝国の軍事行政の実態を明らかにする資料である木簡についてのレクチャー。


中国西北出土木簡概説 冨谷 至

木簡の発見

簡牘の形状と名称

辺境出土簡の時代

辺境行政と漢簡の内容

漢代辺境出土文書にみえる年中行事―夏至と臘 目黒杏子

はじめに―「暦譜(カレンダー)」に記された時節/「元康五年詔書冊」の概要/夏至の行事の内容/公務は休みになったのか?/前漢時代の世界観における夏至の意味/再び夏至の儀礼、行事の意図/臘肉銭簿」から/臘の情景/臘への王朝の関与/臘の慣行としての賜物/「臘銭」と「臘肉」/「臘肉銭簿」作成の背景/おわりに―年中行事と王朝支配

木札が行政文書となるとき―木簡文書のオーソライズ 土口史記

書式 

兵卒の身分を記すリスト/掛け売りの証明書/「功労案」(勤務評価書)の見本

封印 

官印の取り扱い/辺境簡における印/封印が守るもの/封印の破損/私印の使用

署名 

「長官自署」説/「属吏代署」説/紙の時代の署名/「異筆」署名出現の条件

A5判 156頁 2015年2月発行 ISBN978-4-87636-392-6

¥1,728
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京大人文研漢籍セミナー3 清華の三巨頭

京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター編

井波陵一・古勝隆一・池田巧著

 一 九〇八年、アメリカは義和団賠償金のうち約一二〇〇万ドルを中国側に払い戻し、留美学生の派遣、その予備校としての清華学校の設立(一九一一)など、文化 事業の資金にあてて好評を博した。『清華大学史料選編』第一巻所載の「歴史留美学生分科統計表」によれば、中国の青年がアメリカ留学によって最新の知識を 学ぼうとした分野は、哲学、文学、社会科学、法学、自然科学、商学、工程学、農業、医学、軍事学、というように、きわめて多岐にわたっている。一九二五 年、清華学校は研究院を創立するに当たって、まず国学部門を開設し、著名な教師を招聘して学問の発展、人材の育成に努めることを目指した。「国学研究院」 の誕生である。そこに招かれた教職員のうち、教授は王国維、梁啓超、趙元任、陳寅恪の四名であり、彼らが指導する学科の範囲は、「清華周刊」第三五一期に 載せるところによれば、以下の通りである。

王 国維(経学、小学、上古史、中国文学)、梁啓超(諸子、中国仏学史、宋元明学術史、清代学術史、中国文学)、趙元任(現代方言学、中国音韻学、普通話言 学)、陳寅恪(年暦学、周辺諸民族に関係する古代碑志の研究、マニ教経典のウイグル語訳文の研究、仏教経典の各種文字訳本の比較研究、歴史に関係する蒙古 満州書籍及び碑志の研究)

そ れぞれの講義題目は、王国維が「古史新証」と「説文演習」、梁啓超が「中国通史」、趙元任が「方音学」と「普通語言学」であった(陳寅恪は未定)。二十世 紀の中国学の発展に大きく貢献し、今なお高く評価されている四人のうち、王国維、趙元任、陳寅恪の業績を紹介しつつ、その偉大さの本質に迫ってみたい。 (本書「はじめに」より)

 

王国維―過去に希望の火花をかきたてる 井波陵一

陳寅恪―“教授の教授”その生き方 古勝隆一

趙元任―見えざることばを描き出す 池田 巧

A5判 194頁 2014年9月発行 ISBN978-4-87636-382-7

¥1,944
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京大人文研漢籍セミナー1 漢籍はおもしろい

漢字文化のエッセンスである漢籍への興味を喚起するよう、最新の成果をもとに漢籍の醍醐味を語る。


漢籍の時空と魅力 武田時昌

錯誤と漢籍 冨谷至

漢語仏典 船山徹

使えない字―諱(いみな)と漢籍 井波陵一

A5判 190頁 2009年3月発行 ISBN978-4-87636-280-6

¥1,944
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京大人文研漢籍セミナー2 三国鼎立から統一へ 史書と碑文をあわせ読む

後漢が衰退し、魏・蜀・呉が統一をめざして凌ぎを削る歴史を、石に刻まれた資料を解読し、史書をつきあわせることによって解明する。

 

石刻資料と三国時代 冨谷至

魏・蜀・呉の正統論 宮宅潔

漢から魏へ―上尊号碑 井波陵一

魏から晋へ―王基碑 藤井律之

A5判 162頁 2008年10月発行 ISBN978-4-87636-287-5

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