雑誌等に掲載された書評を幾つかご紹介しております。
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ふつうは篤山は謹厳な朱子学者として語られるが、篤山の詩集を通読して分かったのは、彼が深く四国路の自然を愛し、日々の生活や身近な人々の交わりなどを大切にする、人間味豊かな人物だったということである。篤山の詩はいたって平明、奇をてらう所はみじんもない。大向こうをうならせる表現もない。その代わり見栄もない。じつに素朴、実直そのものであり、汚れがなく清らかなのだ。人のことばは飾るものじゃないよ、と文字の向こうで静かに微笑んでくるかのようだ。が、その平易な表現の中に、含蓄豊かな世界、温厚篤実な人間味、ユーモアなどがこめられていることに驚かされる。 |

